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進化する ウォルト・ディズニー・ワールド (フロリダ州オーランド) [>florida]

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現在(2016年後半)、アメリカ・フロリダ州にあるウォルト・ディズニー・ワールド(WDW)は目まぐるしい進化を遂げています。これから新しくできるアトラクションやテーマパーク内の新しいエリアだけで数十という計画が進行し、2018年には大きく生まれ変わる予定です。

夢の国、ウォルト・ディズニー・ワールド
wdw.jpgディズニーというスタジオを成功させたウォルトはカリフォルニアにディズニーランドをオープンします。初めのうちは問題が山積していましたが、プロモーションと改良で次第に客足は伸び大成功しました。
これがのちに世界中に展開されるディズニーラントというテーマパークの原型です。
ウォルトはニューヨーク万博を見て大いに影響を受け、さらなる夢のテーマパークを実現させようと試みます。それがフロリダのウォルト・ディズニー・ワールドです。ウォルトはフロリダの広大な沼地を買い取り、そこを灌漑して新しいテーマパーク、というより巨大な街を建築することを夢見ます。
弟のロイと細かな設計を行い資金調達をし、いよいよ建設が始まる1966年にウォルトは逝去してしまいます。意志を受け継いだロイは、ウォルトの夢を1971年に遂に完成させるのです。

オープン時はカリフォルニアのディズニーランドを模したマジック・キングダム、そして1982年にニューヨーク万博を手本にしたエプコット・センターが建築され、人気を博しました。現在では、この2つのテーマパークにディズニー・ハリウッド・スタジオ(1989年オープン)とディズニ・アニマル・キングダム(1998年オープン)の2つが加わり4つの大きなテーマパークの集合体となっています。

WDWは山手線の内側の2倍の面積を有しており、4つのテーマパークの他にウォーターパークやスポーツ施設、ディズニーのオフィシャルテーマホテルが20以上あります。さらに巨大なショッピング、レストラン施設がリニューアルオープンする予定です。
WDWを全部楽しむためには少なくても1週間滞在しないといけません。そのくらい広大な土地にウォルトの夢が築かれているのです。

そして2016年、新たなプロジェクトが次々と発表されウォルト・ディズニーが人生をかけて挑んだ夢の楽園は新たなステージにスッテップアップしています。
今回は現在のWDWと今後新しくなっていくエリアを紹介していきます。

マジック・キングダム日本語公式サイト
東京ディズニーランド(TDL)のモデルとなっているので、TDLと似ています。ただアトラクションの位置や種類は若干異なります。

注意すべきことは、このテーマパークには車で直接行くことができません。車の場合、駐車場に止めてからモノレールに乗らなくてはなりません。モノレールはマジック・キングダムとエプコットを結んでいますが、途中にこの駐車場駅や幾つかのホテルを経由しています。車でアクセスする場合は、駐車場に車を止めればマジック・キングダム、エプコット、いくつかのホテルに無料のモノレールでアクセスできることになります。
見所は、古き良きアメリカを再現したこのテーマパーク全体です。TDLと比べると時間が経っているので、木々も成長し落ち着いた雰囲気となっています。アトラクションはTDLとほぼ同じですので、ここではアトラクションに乗ることばかりではなくパーク内を散策するのがオススメです。そしてマジック・キングダムでしか見ることのできないショーを見たりオリジナルグッズを購入するのが楽しいでしょう。
今後の予定ですが、マジック・キングダムは大きなプロジェクトの計画はありません。

エプコット日本語公式サイト
かつてはエプコット・センターと呼ばれていました。このテーマパークは2つのエリアから成り立っています。
epcot.jpg入り口付近にあるのがフューチャーワールドです。ここは万博のように知的好奇心を掻き立てるアトラクションが揃っています。エプコットの象徴となっている巨大な球体の中はスペースシップ・アースという名前でプロジェクト・トゥモローというアトラクションが入っています。海をテーマにした建物ではタートル・トークがあります。ザ・ランドという建物内では人気のソアリンなどがあります。このエリアはどちらかというと大人が楽しめるアトラクションがあり、とても楽しめる場所です。

フューチャーワールドの奥に広がっているのがワールド・ショーケースというエリアです。湖の周りに世界11カ国の街並みを再現していて、それぞれの国では、その国のレストランや歴史を解説するアトラクションなどがあります。ここはかなりの規模で作られているので、1日で世界一周したような写真が撮れます。もちろん日本もあり、日本食レストランや三越が入っています。

エプコットの見所は、やはり他のディズニーランドにはないオリジナリティでしょう。特に大人にはどのディズニーランドよりも楽しめると思います。写真を撮るにも変わった建物や世界の街があるので最適です。
アメリカの食事に飽きた時はワールド・ショーケースでモロッコ料理やフランス料理も楽しめます。
ソラニンは東京にもできる予定ですが、完成するまではここで楽しむのもいいでしょう。

エプコットにはモノレールかバスでアクセスしますが、駐車場もあります。

ディズニ・ハリウッド・スタジオ日本語公式サイト
オープン当時はディズニーMGMスタジオという名称でした。MGM社との契約問題から2007年に現在の名称に変更しました。基本的にはユニバーサル・スタジオのディズニー版だと思うとわかりやすいと思います。映画に関連するアトラクションが集まっています。「スターツアーズ」は、マジック・キングダムのトゥモローランドではなく、こちらにあります。
このテーマパークではオープン時より行われている「インディ・ジョーンズ」のショーがオススメです。迫力のあるスタントショーはユニバーサル・スタジオの「ウォーターワールド」のように楽しめます。

disney-mgm-studios-sorcerer-hat.jpgかつては、ここにディズニーのアニメーションスタジオが併設されていてアニメの制作過程を見ることができました。バックロットツアー的なアトラクションもあり、ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドのようにトラムに乗ってスタジオの中を走りながら様々なアトラクションを楽しむツアーでした。
しかし、これらのエリアは現在閉鎖され、大規模な工事が行われています。
このエリアには将来スターウォーズ・ランドとトイストーリー・ランドがオープンします。既存のエリアとその裏にある土地を利用した広大な土地に人気エリアを新設するのです。
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スターウォーズ・エリアには2つのアトラクションがオープン予定です。一つはファルコン号に乗って銀河戦争を戦うというライド、もうひとつはゲストが反乱軍の兵士として出兵し、帝国軍と戦うものです。

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トイストーリー・ランドにはアニメの世界が再現され、ローラーコースターやトイストーリー・マニア!のコース延長などが予定されています。

現在は、オープン時の1/3程度に縮小されながらの運営となっているので、行って見ると思いがけず狭いです。ただ、ファンタズミックなどもあるので、ここは必見エリアです。特に映画が好きな方は半日でいいので足を伸ばして見ましょう。

ディズニー・スタジオへのアクセスにモノレールは使えません。車で行き駐車場に止めるかバスで行くしかありません。

ディズニ・アニマル・キングダム日本語公式サイト
WDWの中で最も新しいテーマパークです。ディズニーパークの中で最大の面積です。名前の通り動物がテーマとなっています。ここはまだ開発途上ですが、新しいだけあってレイアウトがよくできていますし、テーマに沿ったデザインが素晴らしいです。特にオススメはキリマンジャロ・サファリで、本物の動物が放し飼いにされている広大な敷地をジープで回ります。他にあるサファリツアーとは比べ物にならない素晴らしいアトラクションです。まるでアフリカのジャングルを田知っているような気持ちにさせてくれます。
他にもこのテーマパークにあるアトラクションやレストランは他のディズニーランドにはないものばかりです。大人も子供も興奮すること間違いないです。
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現在、アニマル・キングダムでは、大きな工事を行なっています。これは「アバター」の舞台になった惑星パンドラを再現しています。将来ここには「アバター」のアトラクションがお目見えするはずです。
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アニマル・キングダムには、まだ空き地がありますので、今後、新しいエリアが次々と開発されて行くでしょう。

アニマル・キングダムにもモノレールではアクセスできないので、車かバスで行くことになります。

ウォルト・ディズニー・ワールドで効率的に楽しむために
広大なWDWは、紹介した4つのテーマパークの他にも楽しむ場所はたくさんあります。それぞれは歩いて移動することが不可能なので、車、バス、モノレール、船などを駆使しないといけません。さらに公式ホテルはどこも巨大でかなりの距離を移動します。こうなるとできるだけ効率的に移動し、できるだけ待ち時間を減らし、会計なども面倒なことは避けたいと思うでしょう。
ディズニーは、ここフロリダだけで壮大な実験を始めています。それがマジックバンドです。
マジックバンドさえあれば、移動はバンドをかざすだけ、会計もバンドをかざすだけ、ホテルの部屋に入るのも鍵はいりません。マジックバンドの入手方法や使い方はこちらをご覧ください。
スマホと合わせて使うととても便利で、アトラクションの待ち時間もなくなります。

アメリカ人が人生で一度は行きたい観光地のトップにランキングされているフロリダのディズニーワールド、日本からはアメリカの都市を経由すれば簡単に行くことができるので、ディズニーファンは是非一度訪れてください。ディズニーファンでなくてもかなり楽しめると思います。

次回は、ディズニーランド内にある素晴らしいホテルを紹介します。
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エールフランス ビジネスクラス (2016年版) [airlines and lounge]

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今回は日本とフランス・パリを結ぶエールフランスのビジネスクラスをお伝えします。

東京とパリを結ぶ路線は多く、日系航空会社2社も毎日定期便を運行するドル箱路線です。エールフランスは、成田-パリ・シャルル・ド・ゴール便(毎日運行)と羽田-シャルル・ド・ゴール便(週3便)、関空-シャルル・ド・ゴール便(週6便)を運行しています。所要時間は約12時間30分です。
日に何便もあるパリ路線の中で、敢えてエールフランスを選択する理由は何でしょうか。
今回はエールフランスの魅力に迫ります。

チェックイン
成田空港では第1ターミナル北ウィング、羽田空港では国際ターミナルでチェックインを行います。
日本ではJALのスタッフがチェックイン・カウンターの運営していますので、特に問題なくチェックインできます。安全上の理由によりリチウムイオン電池で作動する機器の預かりができないことに注意してください。
パリのシャルル・ド・ゴール空港では第2ターミナルにエールフランスの搭乗手続きゲートがあります。乗り継ぎの場合は、第2ターミナルの場合、結構歩きますが移動はわかりやすいです。飛行機のマークが2つある乗り継ぎサインに従って歩けば大丈夫です。途中、パスポートコントロールがあります。全てSKY PRIORITYというレーンが用意されています。ビジネスクラス、ファーストクラス、プライオリティ会員はこのレーンを使うと混雑時はスムーズに移動できます。

マイレージ
af3.jpgエールフランスは2005年からKLMと統合しフライングブルーというマイレージシステムを始めました。エールフランス、KLMオランダ航空、ホテルやレンタカーなどの提携社各社を利用すると搭乗ごとにマイルが貯まります。エアフランスはスカイチームに加盟していますので、スカイチーム間でのマイル積算も可能です。日本人にとってスカイチームの航空会社が日系航空会社にはないのでマイルは使いにくいのですが、エールフランスはJALと提携しているので、JALのマイルに積算できます。これは嬉しい特典です。
同様にJALのマイルを使ってエアフランスの特典航空券を取得することも可能です。普段JALに乗っている方で、たまにはエールフランスに乗ってみたい方は積極的に利用すると楽しめます。

ラウンジ
羽田空港ではJALのサクララウンジを利用します。このラウンジではJAL国際線ビジネスクラスの乗客と同等のサービスを受けることができます。新しいこともあり広くてとても充実したラウンジです。自慢のダイニングで搭乗前に食事を済ませることができるほど食事の種類は豊富で美味しいです。あまりの充実度に少しでも長くこのラウンジにいたくなります。
成田空港ではデルタ航空のスカイクラブを使用します。wifiサービス、シャワーなどは揃っていますが、食事類は簡素です。広くて綺麗ですのでゆっくりするには良いラウンジです。
関空ではKIXエアサイドラウンジの利用となります。やはり航空会社が運営するラウンジと比べると見劣りしてしまいます。
シャルル・ド・ゴール空港のエールフランス・ラウンジは大きくて気持ちが良いです。出発便が飛び立つ国際ターミナルの上階にあります。荷物を置いて下の階に買い物に出かけるのも便利です。ショップは夜遅くまで開いていますが羽田便は出発が遅いので早めの買い物をお勧めします。ラウンジにはゆっくりとくつろげるソファ、ビジネス漫画仕事をすることが可能なオフィス風のスペース、テレビを鑑賞するくつろぎスペースなど様々なタイプのシートが用意されています。料理も豊富で、簡単なフレンチやカップヌードルなどもあります。飲料はとりあえず欲しいものは何でもあります。ワイン、スパークリング、ビール。リカー、エスプレッソ、コーラ...このラウンジにいる限り飽きることはないでしょう。

機材
機材はボーイング777の-200、-300ERです。東京-パリ便は全便最新機材導入済みです。関空路線は順次新機材に入れ替え中です。今回は新機材について記します。
シート
クラスはLA PREMIEREというファーストクラス、ビジネスクラス、プレミアムエコノミー、エコノミーの4クラスです。
af1.jpg新しくなったビジネスクラスは、白い品のあるデザインです。いかにもフランスらしいセンスに感動します。席はへリンボーン式の変形です。全ての席が斜めに配置されていてプライベート感があります。座ってみると他の席がほぼ見えなくなり個室にいるような気分になります。ベッドはもちろんフルフラットになります。布団は羽根布団で心地よいです。シートサイドに比較的大きなテーブルも用意されていて小物入れまであるので、到着までリラックスして過ごすことができます。
細かなことですが、スマホ、タブレット、パソコンなどがそれぞれ収納できるスペース、各種電源はもちろん、間接照明や鏡が付いているのがフランスっぽいです。女性には喜ばれる気配りです。
アメニティ
幾つかの色のケースが用意されています。ロゴなどはなく普段も使える入れ物です。中身は日系航空会社も勉強して欲しいほどの充実した内容となっています。このアメニティはエールフランスに乗りたくなるファクターになるのではないでしょうか。
機内食
フランスのフラッグシップ・キャリアだけあって、機内食は頑張っています。エールフランスに乗るときのマストアイテムがクロワッサンです。最近では日本にもバターをたっぷり使ったクロワッサンを購入できる店がありますが、機内で美味しいクロワッサンを提供してくれるのはエールフランスだけです。その他の料理も日系航空会社に負けないようにスターシェフを起用して頑張っています。
シートテレビサービス
手元のコントローラーでもタッチでも使える大きなスクリーンと、フランスらしい洗練されたGUIを持ったエンターテイメントシステムは好感を持てます。とても使いやすく情報を引き出すのも簡単です。日系航空会社の機材と比べると日本語化されている番組や映画は少ないですが、12時間過ごすには飽きないボリュームは用意されています。
トイレ
数が少なく狭いです。やはりヨーロッパ系の航空会社はトイレにそれほど重きを置いていないようで、特に問題はありませんが、使いやすくもないです。当然ウォシュレットは付いていません。

トランジット
成田空港羽田空港関空シャルル・ド・ゴール空港どこもトランジットはわかりやすいです。各空港ともにターミナル移動にはかなりの時間を要しますので気をつけて下さい。トランジット便のチケットを購入するときは、多少高くても同じターミナルで移動できる便を選んだほうが便利です。

エアフランスは、外資系航空会社の中でも満足度の高いエアラインだと思います。かつては乗務員の態度が様々んで、中には日本人を差別するような態度をとることもありましたが、現在はそのようなことはなく、とても丁寧な対応となっています。シートも素晴らしく満足度が高いです。JALとの提携があるので、片道JAL、片道エールフランスを利用すると、違った搭乗体験ができ楽しいと思います。

因みに2016年のパリのテロ以後落ち込んだ搭乗率はすでに回復していますので、予約は早めにしたほうがいいでしょう。特に羽田ーパリ便は常に満席状態です。


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アリタリア航空 ビジネスクラス 「マニフィカ」(2016年版) [airlines and lounge]

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今回は日本とイタリアを唯一直通で結ぶアリタリア航空のビジネスクラスについて記します。
ご存知の通り、JALがイタリア直通路線から撤退後は、日本からイタリアの直行便はアリタリア航空のみとなっています。現在は成田―ミラノ線、成田―ローマ線が毎日1便づつ運行されています。どちらも機材はボーイング777です。クラスはビジネス、プレミアムエコノミー、エコノミーとなっています。
アリタリアを利用する最大のメリットは東京から乗り換えなしでイタリアに行くことができる点につきます。では、フライトの状況を詳しく見てみましょう。

チェックイン
成田空港では第一ターミナル北ウィングでのチェックインとなります。カウンター業務はJALが請け負っているので、スムースにチェックインできます。しかし、上顧客専用の通関レーンなどはありませんので、一般の方と一緒に手荷物チェックをすることになります。
ローマ空港ミラノ空港では、上顧客用のレーンが用意されています。

マイレージ
ali1.jpgアリタリアはスカイチームのアライアンスグループなので、アリタリア独自のミレミリア会員かスカイチームでマイレージを貯めることができます。日系航空会社はスカイチームには加盟していませんので、マイルを貯めるには日本人には不向きと言えます。

ラウンジ
成田空港では、第1ターミナル北ウイング第2サテライト デルタ航空スカイクラブラウンジ利用します。アリタリア専用のラウンジはありません。
ラウンジはシンプルなデザインで好感が持てます。食事のラインナップは一昔前の日系航空会社のラウンジのようです。種類はおおくありませんが、軽食が用意されています。飲み物はワインなど酒類はもちろんコーヒーやソフトドリンクなどがあります。
ラウンジで美味しい食事をしようとか、いろいろと酒類を楽しもうと思わなければ、問題ありません。そしていつも空いています。
ローマ空港には、通関手前とターミナルにアリタリア・ラウンジがあります。ローマはアリタリアの中心的空港なのですが、ラウンジはなんとも質素です。そして狭いのです。
常に込んでいて、トイレはいつも行列ができています。おそらくイタリア人はラウンジにあまり興味がないのだと思います。エスプレッソやカプチーノはとても美味しいのですが、それ以外の食事は期待してはいけませんし、セキュリティが甘いのでラウンジ内で手荷物を気にしなければなりません。このあたり、日本人には物足りない設備です。
ミラノ空港は、ローマよりは快適です。ただし食事は最低限のものしかありません。
イタリアから日本に戻る際は、ラウンジにいるよりは広い空港で買い物をしたり食事をしたりする方がはるかに楽しいと思います。

機材
シート
ali3.jpg座席配列は、1-2-1。スタッガードシートとなっています。真ん中の2つ席は離れている席と並んでいる席があるので、カップルの場合は並びの席(ペアシート)を選ぶことができます。事前に予約することをお勧めします。ANAなどのスタッガードシートは全ての席が互い違いになっているためカップルが並んで座ることができないので、アリタリアのこの座席配置は新婚旅行の方などにとってが大きなメリットとなります。
シート幅は54cm。フルフラットになります。マッサージ機能は、結構激しく音もそこそこうるさいです。
アメニティ
サルヴァトーレ・フェラガモによるアメニティは男性用と女性用を用意しています。2013年「TravelPlus Airline Amenity Bag Awards(Travelplus航空アメニティバッグ賞)」を受賞しました。中身も充実していてイタリアらしさを感じられます。フェラガモのロゴ入りポーチは他者に比べるとデザインも素晴らしく、旅行後も使えるものです。ポーチすらつかない航空会社が増えている中で、このサービスは嬉しいです。
機内食
グローバル・トラベラー誌のベスト・エアライン・キュイジーヌ賞(最優秀機内食賞)を2010年より5年連続受賞しているそうですが、なんとも貧相で美味しくないというのが感想です。20年前のアリタリアビジネスクラスの食事はとても豪華で、機内でパスタを茹で、とても美味しいメイン料理に驚かされたものです。時代が立ち、現在の機内食は日系航空会社と比べると見劣りがしますし、パスタはチンしただけの一部が乾燥して硬くなったものです。味付けも美味しいとはいえません。
ワインのセレクションは、イタリアワインを取りそろえていて頑張っていますが、やはり日系航空会社と比べると見劣りがします。
往路は日本で料理しているためイタリア料理の美味しさが引き出せていないのかと思いましたが復路の機内食も微妙なものでした。往路の場合は、空港に美味しいレストランがたくさんあるので、飛行機に乗る前に美味しいイタリアンを食べてしまう方がいいと思います。ローマ空港のpeckなどオススメです。
シートテレビサービス
イタリア人なら満足ができるラインナップだと思いますが、日本人にとっては日本語化されている映画やドラマが少なく物足りません。私はスカイマップは見ましたが、映画やドラマを見ることはありませんでした。日本語字幕が付いているのは数本で、メジャー映画です。
ゲームなどもそれほど充実していないので、アリタリア航空に乗る場合は自分の携帯に音楽を入れたりiPADなどに映像を入れておいて見たり、雑誌や本を事前に購入しておいたほうがいいと思いました。
トイレ
数が少ないのですが広めのトイレが用意されています。トイレ自体は日系航空会社のようにウォシュレットが装備されているわけではなく、スタンダーな造りとなっています。席数に対しトイレの数が少ないので、着陸前には混雑します。

到着後の荷物ピックアップ
ビジネスクラスの乗客の預け荷物にはプライオリティタグがつけられていますが、だからといって優先的に出てくるとは限りません。エコノミー客の荷物が出た後にプライオリティタグの荷物が出てきたりします。このあたり、イタリア人気質が感じられ楽しいのですが、急いでいるビジネスマンはイライラするかもしれません。この現象はローマ空港ミラノ空港成田空港共通でした。

通関
イタリアの通関はよく言えば簡単、悪く言えばいい加減です。到着便が重なるとかなり待たされることになりますし、ラインのマネージメントもいい加減です。この辺りはイライラせずのんびりと待つしかありません。特にプライオリティラインなどは存在していませんでした。

総じて、アリタリア航空利用のメリットは、やはり東京から乗り換えなしにイタリアに行くことができるという点です。フランクフルトやパリ乗り換えに比べ数時間早いこと、そして乗り換えの不便がありません。ビジネスクラス利用に関しては、他社のビジネスクラスと比較して可もなく不可もなくという感じです。ただカップルにとっては並びのシートがあることは大きなメリットでしょう。
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ディズニーワールド の マジックバンド と アプリ [>florida]

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2016年現在、フロリダのディズニーワールドでは、新しい試みとしてMagic Bandを運用しています。これはディズニーワールドを満喫するためにとても便利で快適なシステムです。同時に運用されているスマホ・アプリのMy Disney Experienceもとても便利です。
今回はこの2つのアイテムを使ったディズニーワールドの楽しみ方を記します。

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マジックバンド Magic Band
マジックバンドとは、ICチップが組み込まれたリストバンドです。バンドを入手するにはディズニー直営ホテルに宿泊します。ディズニーショップで購入することも可能です。ホテルに宿泊すると1人に1つ名前入りのマジックバンドを無料で渡してくれます。事前にネットで指定すれば色を選べます。指定しないとグレーになります。ここに自分のデータが入っています。入手後はディズニーワールド内のほぼすべてのサービスを受けられることになります。

マイ・ディズニー・エクスペリエンス My Disney Experience
マイ・ディズニー・エクスペリエンスはディズニーワールドを利用するには必須のアプリです。これが使えるかどうかでディズニーワールドが楽しめるかどうかが変わってしまうほど重要です。マイ・ディズニー・エクスペリエンスにはPC版とスマホ版があります。PC版は、サイトにアクセスすればWeb上で使えます。スマホ版はiOS かAndroidOSのスマホでMy Disney Experienceのアプリをダウンロードできます。
このアプリがあればパークのオープン時間やアトラクションの混雑状況の把握だけではなく、後述するファストパスの予約・変更やフォトパスの写真閲覧なども可能になります。
アプリは現在英語しか対応していませんので、ダウンロードする場合はアメリカのアプリサイトにアクセスしてください。無料です。
ディズニーワールドに到着してからアプリをダウンロードするには手間がかかるので、日本出発前にアプリをダウンロードして自分のデータを入力しておいたほうがいいでしょう。

では、それぞれの機能と効果的な使い方を説明します。そして2つの連携した活用法を記します。

予約
マイ・ディズニー・エクスペリエンスで事前予約をします。ここでは3つの予約をしておくと大変便利です。ディズニー公式ホテルはここで予約できます。実際にディズニーワールドに行く人は全て登録しておきます。ホテルは誰と誰が同じ部屋なのかなど細かな指定ができます。これが実際にディズニーワールド内で動く時に役に立ちます。
ホテルを予約したら、テーマパークの予約です。行くテーマパークを予約します。決まっていない時や1日に複数のテーマパークに行く場合はパークホッパーを予約します。そしてファストパス・プラスで人気のアトラクションを予約します。
するとマイ・ディズニー・エクスペリエンスの自分のアカウントに宿泊場所や行くテーマパークの情報、ファストパス・プラスで予約したアトラクションの時間などが予定表のように表示されます。テーマパークを訪れた当日はマイ・ディズニー・エクスペリエンスに自分のスケジュールが表示されていますので、それに従い動けば、無駄なく遊ぶことができます。レストランもアトラクションも並ばずに楽しめます。

ホテルのルームキー
ディズニー直営ホテルでは各部屋の扉のノブ上に、ミッキーのマークがあり、そこにマジックバンドをかざすとセンサーが働き、部屋のキーが開きます。マジックバンドがルームキーを兼ねているのです。部屋を出るときはマジックバンドを持っていないと入れなくなりますので気を付けてください。もちろんホテル予約期間は何度でも自由に出入りできます。同室の宿泊者も同じように出入りができます。

ショッピング
マジックバンドは、PasmoやSuicaのようにお財布代わりとして利用できます。ホテルチェックイン時にマジックバンドをもらう際、クレジットカードの登録もできます。その際4桁の暗証番号を登録します。事前にデポジットの額を審査され、問題なければすぐに使えます。ディズニーワールド内のショップやレストランで決済する場合、マジックバンドをセンサーにかざし、暗証番号を入れるだけで終了です。マジックバンドさえあれば現金を持ち歩く必要はありません。

テーマパーク入場券
マジックバンドは、ディズニーワールドにある各テーマパークに入場する際に使います。今まで紙かプラスティック製のチケットでしたが、これらが廃止されマジックバンドに変わりました。
パーク入場時にマジックバンドをセンサーにタッチするだけで入ることができます。入場前にMy Disney Experienceで入場券を予約しておく必要があります。パークホッパー(1日に複数のテーマパークに入場する)を申し込んでおけば、もちろんバンドを入口でかざすだけで簡単にどのパークにも出入場ができます。
注意)初めてパークに入場する際のみ、マジックバンドと自分の指紋の登録が必要です。入場ゲートで簡単にできます。

ファストパス・プラス
ウォルト・ディズニー・ワールドの各テーマパークでは、アトラクションの事前予約ができるようになりました。(1日1つのパークで3つまでの予約となりますが、3つ全ての使用が終了するか、3つ全ての使用時間が過ぎると、パーク内のキヨスクで4つ目以降が予約できます。)
My Disney Experienceで事前予約をしておくと、予約したアトラクションに行く時間帯が指定されます。その時間に入口付近のFast Pass+と表示されているゲートにいくとマジックバンドをかざすポールがあります。ここにバンドをタッチするだけで入場が可能となります。もし時間外に行くとスタッフがその旨を伝えてくれます。
スマホ版のMy Disney Experienceを持っていれば、自分がどのアトラクションのファストパスを予約したのか、入場時間は何時なのかなどを把握できます。そしてもしファストパスのスケジュールを変更したい場合は、スマホから時間変更することが可能となります。ファストパスは1日に3回という制限がありますが、スマホさえあれば、この3回を無駄なく使えます。そしてアプリにはリアルタイムでパーク内アトラクションの待ち時間が表示されるので、時間の隙間を予約していないアトラクションで埋めることが可能です。
ファストパス・プラスとMy Disney Experienceを併用することで、並ばずにおおくのアトラクションを効率よく楽しめるようになるというわけです。

パーク内のフォトパス
各パーク内にはプロのフォトパス・カメラマンが何人もいます。彼らが景色のよい撮影ポイントで写真撮影をしてくれます。カメラマンは、腕にフォトパスと書いてある腕輪をして一眼レフのカメラを持っています。カメラマンの後ろには撮影を待つ列ができているので見つけやすいでしょう。スマホ版のMy Disney Experienceではカメラマンがどこに何人いるか地図上に表示してくれますので、さらに見つけやすいです。
撮影は無料ですので、カメラマンをみつけたら撮影してもらうことをお勧めします。
撮影時にポーズを指定してくることがあるので、その時は従いましょう。写真にディズニーキャラクターを合成してくれます。
写真撮影後、マジックバンドをカメラマンにかざすと登録終了です。
数分後にはMy Disney Experienceで写真の確認ができます。気に入れば購入することができます。もちろん購入しなくても大丈夫です。
写真は印刷することも可能ですし、データとしてダウンロードすることも可能です。フォトパスの写真はあせらなくてもMy Disney Experienceの自分のアカウントに保管されているので、日本に戻ってきてからじっくりと選べばいいと思います。

アトラクションのフォトパス
ビッグサンダーマウンテンなどのアトラクションでは、フォトポイントが設けてあります。アトラクションを降りると、自分が映った写真をモニターで見つけることができます。自分が映っている写真を見つけたらとりあえずマジックバンドをかざしておきましょう。パーク内で撮影したフォトパスと同じようにMy Disney Experienceで閲覧できます。気に入れば購入することができます。

効率的な使い方
では、実際にマイ・ディズニー・エクスペリエンスとマジックバンドを使ってみましょう。
事前にMy Disney Experience (https://disneyworld.disney.go.com/)にアクセスし自分のアカウントを作成しておきましょう。

1) 旅立つ前にMy Disney Experienceで自分のアカウントを作成
サイトにアクセスし、自分のアカウントを作成してください。PCからのアクセスのほうが簡単に入力できます。スマホにもMy Disney Experienceアプリをダウンロードしログインしておいてください。その後はデータがすべてリンクされます。一緒に行く家族や友人の分もアカウントを作り、自分とリンクしましょう。

2) スケジュールを立てホテル、レストラン、アトラクションの予約をする
まずは大まかなスケジュールをたてます。滞在期間と泊まりたいホテルを探しましょう。ホテルの部屋は誰と一緒なのか決めておきましょう。
そしてMy Disney Experienceで予約をします。ホテルを選び、日を選び、部屋のタイプを選びます。そして同室の方のアカウントをクリックします。
次に行きたいテーマパークと日を決めます。そしてチケットを購入します。日本人の場合、1日にいくつものテーマパークを梯子する人もおおいです。そういった方用にパークホッパーというチケットが用意されています。ちょっと高いですが1日にいくつものテーマパークにいけるので便利です。
そして、いよいよテーマパーク内にあるアトラクションとレストランの予約です。地図を見ながら効率のよい1日のスケジュールを考えましょう。そして予約です。

3) スケジュールの調整、再確認
My Disney Experienceの自分のアカウントを見ると予約済みのホテル、テーマパーク、アトラクション、レストランなどが表示されます。全体のスケジュールを見て確認してみてください。もし修正したい場合は簡単に予約変更が可能です。一度すべてを予約した後、見直して変更が可能です。

4) 到着したらホテルでマジックバンドをゲット
My Disney Experienceで事前入力した情報や予約情報は、ディズニーによって管理しています。このデータを活かすのがマジックバンドです。チェックインの際に自分の名前の入ったバンドを受け取ってください。この時、必ずクレジットカード番号を伝えデータリンクしておきましょう。

df2.jpg5) 実際にマギックバンドを使う
マジックバンドは、ホテル予約時点で色の指定ができます。ホテルでマジックバンドを貰ったら早速腕につけて使ってみましょう。まずは部屋の鍵として利用します。ドアのミッキーマークにバンドをかざせばドアが開きます。そしてそのあとはディズニーワールドを離れるまで常に身につけていることになります。

6) オリジナルデザインのマジックバンドを買う
デョズニーワールド内には沢山のデザインのマジックバンドが販売されています。季節限定デザインも多数あるので、バンドを自分のオリジナルバンドに変更することが可能です。店頭でバンドを購入すると、レジで新しいバンドにデータ転送を行ってくれます。
さらにバンドにつけられる様々なキャラクターバッジも売られています。これをバンドにつけるのも面白いです。これも期間限定商品がたくさん売られているのでついつい買ってしまいます。

7)フォトスポットを利用する
テーマパーク内で撮ってもらった写真は、いるいらないに関わらず必ずマジックバンドとリンクさせてください。マイ・ディズニー・エクスペリエンスに表示され、後で購入できます。これは旅の思い出になりますので、できるだけ多くのフォトスポットを利用してください。

8)帰国後の写真の整理
テーマパーク内で遊んだ履歴はマイ・ディズニー・エクスペリエンスに保存されています。テーマパーク内で撮った写真も全て保存されています。アルバムなどを作る時はこのデータが便利に使えます。
写真は購入したいものだけ選びます。印刷もデータダウンロードも可能です。

マジックバンドとマイ・ディズニー・エクスペリエンスは、ディズニーワールドを遊びつくすためには大変効率的で便利です。これは、のちに世界中のディズニーランドに普及するでしょう。

現在はフロリダだけのテスト期間中ですのが、すでに成熟したサービスになっています。フロリダのディズニーワールドに行く際は、是非このシステムを利用してください。未来のディズニーランドを感じることができます。
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アメリカ コーヒー事情 [united states]

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ここ数年、日本ではコーヒーのサードウェーブが到来して、ハイクオリティ・コーヒーがブームとなりつつあります。2015年に入りブルーボトル・コーヒーやコーヒービーンが東京店をオープンし、連日行列となっています。このブーム、元はといえばアメリカが発祥です。今回はコーヒーブームに乗って話題となっているアメリカのコーヒー店を紹介します。

本題に入る前に、コーヒーのウェーブについて簡単に記しておきます。
1)ファースト・ウェーブ
19世紀後半にコーヒー豆が大量生産され大量流通が可能になった時代を指します。アメリカで一般家庭にコーヒーが普及した時期です。
2)セカンド・ウェーブ
1970年代前後。深い焙煎の豆をつかったシアトル系コーヒーが登場した時代です。スターバックスやコーヒービーンなどが創業した時代と重なります。このころアメリカではまだ薄いコーヒーが一般的でした。
3)サード・ウェーブ
高品質な豆によるおいしいコーヒーを求めるファンに向けて一部のコーヒーショップが提供を開始した2000年前後からを指します。ブルーボトルやフォーバレルが代表的な店舗です。

スターバックス コーヒー
皆さんご存知の大型チェーン店。元は1971年にシアトルで開業したコーヒー豆の焙煎店です。1987年にビジネスマンのハワード・シュルツに買収され、一気に世界的なコーヒーブームを巻き起こし現在に至ります。シアトルではコーヒー好きな店員が生豆を丁寧に焙煎して、コーヒー好きな客にエスプレッソやラテを提供していたのですが、現在では世界60カ国に18000店以上も展開しています。
日本では好調なスターバックスですが、実は本国アメリカでは近年苦戦が続いています。それは新たなコーヒー店の台頭がめざましいからです。スターバックスがバリスタの育成を諦め全自動マシーンを導入してから、コーヒー好きは別の店に足を運ぶことが多くなりました。今、スターバックスを愛する人たちはホイップクリームが乗ったフレーバーコーヒーやサンドイッチをカッコよく食べたい若者たちです。
アメリカに行くとどこにでもスターバックスがあるので私はよく利用します。ただ、かつてスターバックスがアメリカ全土にオープンした頃のワクワク感や素晴らしいサービスはなく、限りなくマクドナルドに近いファーストフード店になってしまったのは残念に思います。

ザ コーヒービーン & ティーリーフ
1963年にロサンゼルス郊外のブレントウッドで創業したカリフォルニア・スタイルのカフェ。ハリウッドスターに愛されていて、ここのコーヒーしか飲まないと公言するセレブが多数います。
現在は、ファンドに買収されてしまいファンドが運営しています。西海岸ではよく見かけますが、東海岸では店舗数が少なく、現在急速に全米で店舗拡大を進めています。アメリカ以外では20カ国に進出しており、2015年5月に東京店をオープン(フランチャイジーは「銀だこ」のホットランド)し、イオンを中心に出店を進めています。
アメリカのコーヒービーンに行くと、スターバックスとは違ったカリフォルニアの雰囲気を感じます。店内はよりカジュアルでコージーな雰囲気が漂い、学生たちは無料wifiを使ってのんびりと過ごしています。そしてコーヒーは深煎りしすぎない豆を使用していて飲みやすいのが特長です。フレバーコーヒーやティーも充実していてアメリカ人には好評です。コーヒービーンはバリスタの育成に力を入れていて、現在も高価なエスプレッソマシーンを全店に導入し、一杯一杯丁寧に淹れています。当然、バリスタによる味のムラがあり、作るのに時間がかかりますが、私が訪れた限りだと、ニューヨーク店だろうがサンフランシスコ店だろうが満足のいく味でした。きっとかなり厳しいバリスタの育成システムがあるのだと思います。スターバックスが諦めたクオリティ・コントロールをしっかり行っているようです。チェーン店型でどこにでもあるコーヒー・でしたら、コーヒービーンを選択する人がおおいのも納得できます。

ブルーボトル
ジェームス・フリーマンが日本の喫茶店文化に影響を受けてサンフランシスコに作った小さなコーヒーショップです。現在も、ニューヨーク、ロサンゼルスに数店舗出している小さなチェーン店ですが、東京に進出したことで、日本ではスターバックス級のメジャーなイメージが定着しています。これは巧みなマーケティング戦略の賜物です。おそらくブルーボトルの知名度は日本が一番高いと思います。
日本ではちょっと間違った商売となっているのが否めません。東京でここに行くのなら純喫茶に行けばいいと思うのは私だけでしょうか。
この店はシングル・オリジンというシンプルで奥の深い豆を扱います。世界的に供給量の少ない生豆を焙煎し、日本の喫茶店のようにお客さんの目の前でコーヒーフィルターを使って淹れるのです。バリスタはかなり厳しい教育を受けます。この教育現場はいくつかの店では見えるようになっていて、先生に厳しい指導を受けている生徒を目の当たりにできます。
当然、コーヒーの味は素晴らしく、目の前で淹れたてのコーヒーを味わうという体験がとても大きな価値を生み出します。一度ブルーボトルに足を運ぶと、また行きたくなる"コーヒー体験"がブルーボトルの特徴となっています。

フォーバレル・コーヒー
サンフランシスコで4店舗を運営する小さなコーヒーショップですが、サード・ウェーブの目玉と言える人気店です。ある一人のコーヒー好きが自分で豆を探し、焙煎し、販売しています。質にこだわりむやみに利益を追求しないことが話題となり、サンフランシスコに行ったらフォーバレルに行くべきだというアメリカ人がおおくいます。さらにはフォーバレルを飲みにサンスランシスコに行く強者も存在します。
コーヒーはとても丁寧に管理され、味も素晴らしいです。ただ、ここでコーヒーを飲みながらのんびりと過ごすといったことはできません。店内にはwifiも電源もありません。どちらかというとコーヒーと真剣に向き合うタイプのお店です。

ラ・ミル
ニューヨークタイムスの全米ベストコーヒーの4位にランクインされた名店。でも店舗はロサンゼルスに1店しかありません。オーナーのクレイグは、学生時代にドイツ製の小さな焙煎機を買い、ひとりでロースターに向かい自分がベストと思えるコーヒーを作りました。そして自分で営業を重ね、近所のカフェに置いてもらいました。しばらくすると、このコーヒーの味が話題となり、たくさんのレストランからラ・ミルの豆を扱いたいという問い合わせが来るようになりました。クレイグは、自分ができる範囲で生産量を増やしました。そんな時カフェのないシルバーレイクという街に店を出さないかと誘われます。卸売ではなく自分のブランド名を掲げたカフェを出そうと決めたクレイグは、2億円をかけ素晴らしい内装と機材を揃えたブティックをオープンしました。この素晴らしいカフェは瞬く間に話題となり、現在に至ります。
ここのコーヒーは、クレイグが自らクオリティ管理を行っている豆が命です。深煎りせず微妙なロースティングを行うことで常にベストな味を作り出すのは、マジックのようです。本人は、ロースティングはダイヤモンドのカッティング作業に似ていると言っていますが、かなり繊細な焙煎によりコーヒーが作られていることを実感できます。
残念なのは、店舗がシルバーレイクというちょっと不便なところにしかないことです。現在、ロサンゼルス空港にも店舗がありますが、ここはラミルのスタッフが配置されていないようです。ラミルのコーヒーは、全米のフォーシーズンズ・ホテルやSLSホテル、ラスベガスのシティセンターやサウスビーチのホテルなどでも扱っているそうですので、そこで楽しむこともできます。

アメリカに行くと、街にはスタバだけでなく様々なコーヒー店があることに気づくでしょう。これらコーヒー店にはそれぞれポリシーがあり、その店に固定客がついているのです。どこのコーヒーが美味しいとか、あの店の味が下がった、みたいな会話が普通になされているのを聞くと、20年前のアメリカとは時代が変わったなあと感じます。当時は巷には1杯1ドルの透き通った薄いコーヒーしかなかったのです。

皆さんもアメリカに行ったら是非、サードウェーブを楽しんでみてください。
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アマンギリ [>grand circle]

アメリカの砂漠にある夢のようなリゾート

giri1.jpg世界中で素晴らしいホテルを展開するアマンリゾートの中でも人気の高いアマンギリを紹介します。静かでホスピタリティが完璧な隠れた名ホテルです。

アクセス
アマンギリはアメリカのユタ州南部にあります。アリゾナとの州境にあり、近くにはレイク・パウエルがあります。有名な観光地でいうと車で2時間ほど南西に行くとグランド・キャニオンがあります。
このホテルへのアクセスには時間がかかります。日本から行く場合は、ラスベガスから車で5時間、或いはアメリカ国内からページという小さな町にある空港まで飛行機を乗り継ぎ、そこから車で30分程かかります。
ページ空港へ行くにはフェニックスから直行便がありますので、日本から行く場合はロサンゼルスなどでフェニックスに行き乗り継いで向かいます。

こんなにもアクセスが悪いのにも関わらず、ホテルは年間を通してほぼ満室です。ここには、このホテルに泊まるとわかる素晴らしいホテルライフが隠されています。この心地の良い滞在を求めて世界中から客が集まってくるのです。

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ホテルへ
ホテルへは車でしかアクセスできません。レンタカーかリムジンサービスでホテルを目指します。
砂漠をひたすら車で走りホテルに近づくと、小さなサインが現れます。”Amangiri”というサインに従い数分走ると道は途切れてしまいます。そこになんとも寂しげなインターホンがポツンとありますのでボタンを押すと、応答があります。ホテルに予約を入れている旨を伝えると、動くとは思わなかったボロボロの鉄の柵が動いて敷地に入れます。そこから15分程度続く道を走り大きな岩山と岩山の間を抜けるとコンクリートで出来た建物が見えてきます。ここがアマンギリです。後でわかるのですが、実はこのホテルはゲートからホテル、さらにホテルから見える砂漠や遠くにある山までが全て敷地なのです。視界に入る全てが敷地というホテルは今まで泊まったことがありません。この広大な景色全てが宿泊客のために維持されています。

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ホテル
ホテルの入り口では、スタッフが出迎えてくれます。荷物は部屋に運んでくれますし、車は駐車場に廻してくれます。手ぶらでロビーに入ると、そこにはミニマムなデザインのカフェとレストラン、そしてライブラリーが見えます。左側には広大な砂漠、右側には有名なプールが見えます。ここでお茶をしたり本を読んだりしてくつろげます。

ホテルでは特に何も記入などせず部屋に案内されます。ロビーを抜けると部屋が並んでいるのですが1室が広いので、奥の部屋だとそれなりに歩きます。雨の降らないオープンスペースには様々な木が植えられていて、建物自体のデザインや配置が素晴らしく飽きずに歩けるようになっています。
部屋は2タイプあります。スイートと通常タイプ。通常タイプは窓から見える景色によって2タイプ用意されています。どの部屋も面積は広く滞在するには十分すぎます。部屋に入ると全面ガラス張りの窓の外にはまるで額縁に描かれた絵画のように雄大な景色が広がっています。この景色だけで数時間は楽しめるでしょう。窓の外にはバイオエタノールを使った暖炉とソファがあるので、寒い時期や夜でもこの景色を見て楽しめるようになっています。
土地は無限にあるので、部屋の作りはかなりゆったりとしていて収納も余裕があります。床暖房になっているので室内の温度はいつも一定です。砂漠は夜冷えますが、部屋にいる限り快適です。
部屋には飲み物やスナックなどがふんだんに用意されています。これらは全て料金に含まれているので、自由に手に取れます。飲み物やスナックはひとつひとつに拘っていて、どれも美味です。特にスナックは日本に帰ってきてからも食べたくなるようなものばかりでした。無くなったら補充してくれるのでとても便利です。部屋に酒類はありません。
部屋には大きなバスルームがあります。勿論バスルームからも景色が眺められます。このバスルームはバスタブが大きくバスソルトなど長時間入浴するためのグッズが充実しています。窓外の景色を眺めながらのんびりとバスタブにつかるというのもこのホテル滞在者の楽しみのひとつです。勿論窓外は地平線までホテルの敷地ですので、誰もいませんし覗かれる心配もありません。

giri5.jpgホテルのロビー棟にはレストランやラウンジ、ちょっとしたお土産店などがあります。夕方までは、ラウンジにコーヒーやワインなどが置いてあります軽食もあるのでラウンジでのんびり過ごすのも良いでしょう。西側に広がるレイクパウエルに沈んでいく夕陽を見ながら贅沢な時間を過ごすこともできます。ラウンジ前に広がるプールは24時間利用可能です。昼間は強い光が注いでいますが夕方になるにつれ、一面オレンジ色になり、暗くなると静かに灯る照明や炎が素晴らしい映像として目に刺激を与えます。こんなに美しい夕暮れを感じたことはあっただろうかと思うひと時です。

夜は、レストランで食事となります。近くにレストランなどありませんので、ここで食事をする以外術はありません。レストランは毎日新鮮な食材を使ったアメリカ料理を準備していてくれます。種類も多く、苦手な食材など丁寧に聞いてくれるので注文は安心です。そして料理の味も素晴らしく感動します。
ここでも名前を聞かれることなく、素晴らしいサービスも相まって快適な時間を楽しむことになります。

ホテルにはジムやスパもあります。それぞれ面積は広く快適です。スパは様々なコースが用意されています。昼間はラウンジに行くと軽食やコーヒーなどが用意されています。プールサイドのオープンテラスや砂漠に向かったテラスなどでくつろぐのもいいでしょう。

アクティビティ
このホテルに滞在する人は3泊以上の連泊をするそうです。昼間は、車でアンテロープ・キャニオンやブライス・キャニオンまで観光に行ったりする人もいますが、ほとんどの滞在客は敷地内で過ごしているようです。岩山の上でヨガをしたり、いくつかのトレイルをハイキングしたりしています。施設内のアクティビティにはホテルスタッフが付き添ってくれます。往復数時間のトレッキングには、レストランスタッフが簡単なランチボックスと十分な水を用意してくれます。

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このホテルが素晴らしいのは、客が部屋から出て何かをしようとすると、さりげなくスタッフが近寄ってきて要望を聞いてくれます。もしトレッキングに行くというと直ぐに様々な準備をしてくれます。お茶をしたければすぐに欲しいものを用意してくれます。この気配りが毎回驚きです。そして、チェックアウトするまで、一度も名前や部屋番号は聞かれません。ホテルに来たときに顔を覚えていて、全てを対応してくれるスタッフはとても優秀でした。おもてなしの国日本でも、このホテルのようなサービスに出会ったことはありません。とても高い意識を持ち、宿泊客に快適な滞在をして貰おうというスタッフ全員の素晴らしさを感じます。

日本人観光客は、少ない休暇を無駄にしないようにとたくさんの観光地を巡り写真を撮って帰って来る方も多いとおもいます。そういう旅もいいかもしれませんが、本当の旅というのはここアマンギリに長期滞在し、のんびりとすることなんだろうな、と思います。ゆっくりと流れる時間、こんなにも多くの星があるんだと驚かされる夜の星空、のんびりと岩山へ続く道を散歩する瞬間、ラウンジでの読書、沈む夕日を見ながらの入浴、全てがとても贅沢で、刺激があるのです。

最近は、アマンギリへの日本人パックツアーもできましたが、できれば自分の力でホテルまでアクセスして自分の好きな時間をここで使って欲しいです。


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ラスベガス最新情報 2015 [>las vegas]

lv001.jpg2014年末~2015年前半のラスベガスについてご紹介します。ラスベガスはアメリカ西部にあるカジノとショーの街です。
行く度に大きな変化がありワクワクさせる街は、このラスベガスの他にないと思います。ここ1年でラスベガスは大きな変貌を遂げました。ホテルのリニューアルは数知れず、ショーも人気がないものは打ち切られ、新しくなっています。
今回は2014年に新しく変化したオープンしたホテルやショーなどを中心にお伝えします。特に日本人観光客がちょっと贅沢に楽しめる情報もお知らせします。

以前の情報はこちらをご覧下さい。
シティセンター 2010年 
ラスベガス情報 2009年
ラスベガス情報 2006年

話題のスポット
リンク
ラスベガスの中心はストリップト呼ばれる大通りです。ストリップ沿いにあるフラミンゴ・ホテルとクワッド・ホテル(かつてのインペリアル・パレス)の隙間にできた新しい歓楽街がリンクです。サンフランシスコのギラデリ・チョコレートなどいくつかの飲食店が入居するオープンテラスのショッピング・アーケードといった感じです。規模はさほど大きくなく、今まであった道路を装飾し直した感じです。
ここの目玉はアーケード奥に登場した巨大な観覧車"ハイ・ローラー"です。現時点で世界最大の観覧車だそうで、近づくとその巨大さに驚かされます。ただ、ラスベガスの場合、周りの建物も大きいのでそれほどの大きさには見えません。ロンドンの町中にある観覧車ロンドン・アイのほうが大きく感じてしまいます。目の錯覚ですが、世界一の観覧車は乗る価値があると思います。しかしひとつのカプセルに10人以上が乗れるのでカップル2人でのんびりというわけにはいかないようです。
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ダウンタウン
なかなか観光客が足を運ばないダウンタウンのフリーモント・ストリートですが、ここにジップライン"スロットジラ"が登場しました。ストリートに張られたワイヤーにぶら下がり、まるで空を飛んでいるように進むアトラクションです。
DSC03712.JPGこれができたことで、フリーモント・ストリートは、かなり混沌としてしまいました。天井には、映像を映し出すフリーモント・エクスペリエンスがあります。この既存の施設と目線にジップラインがあります。夜は両方が営業するので道を歩く観光客はなにがなんだかわかりません。
このあたりは、やはり大資本のラスベガス・ストリップのようなセンスはなく田舎のなんでも盛り込み祭りに成り下がってしましました。
集客を見込んで投資をしていますが、結局は客離れを促進しているような場所です。

エシュロン・プレイス
以前お伝えしたスターダスト・ホテル跡地の再開発プロジェクトは、完全に停止状態です。ここにオープン予定だったデラーノ・ホテルは、マンダレイ・ベイの新館であるThe Hotelを改装し2014年10月にオープンしてしまいました。
現在は基礎工事が終わったところで止まっていますが、今後この場所がどうなるのかは未定のようです。

ショー
10年ほど前からラスベガスではすっかり定着したシルク・ドゥ・ソレイユのショー。日本で見られるテントでのサーカス・タイプではなく、莫大な資金を投資した常設の劇場で行うショーは世界的に人気があります。シルク・ドゥ・ソレイユの常設ショーを見たいためにわざわざラスベガスを訪れる観光客も多く見かけます。
現在、シルク・ドゥ・ソレイユはラスベガスで8つのショーを運営しています。即ちマンダレイ・ベイ・リゾートの「マイケル・ジャクソン ONE」、アリア・リゾートの「Zarkana」、ミラージュの「ビートルズのLOVE」、ルクソール・ホテルの「クリス・エンジェル Believe」、MGMグランドの「KA 」、ニューヨーク・ニューヨーク・ホテルの「Zumanity」、ベラッジオの「O」、トレジャー・アイランドの「Myster」です。どれも個性があって楽しめるので是非全てをご覧頂きたいのですが、今回は新しい2つのショーをお伝えします。

「Zarkana」
DSC03555.JPGシルク・ドゥ・ソレイユの中では最新の常設ショーです。日本語では”ザーカナ”と表記するようです。場所はシティ・センターのホテルAriaにある劇場です。以前はここで「ViVa !Elvis !」という演目が上演されていましたが、人気が無かったようで打ち切られてしまいました。ショーの名前は造語だそうで「Bizarre(奇妙な、変わった)」と「Arcana(神秘的な、不思議な)」という2つの単語を掛け合わせたそうです。実はこのショーは元々サーカス形式のツアー・ショーだったそうです。日本にも来るシルク・ドゥ・ソレイユの移動式テントでのショーでした。移動式のショーをそのまま常設のショーにするほどシルク・ドゥ・ソレイユはいい加減ではありません。舞台装置をデザインし直し素晴らしい演出と照明で新しく作り直しています。
内容は、シルク・ドゥ・ソレイユの別のショーで見たことのある演目がおおいです。ただ、オープニングからエンディングに至るストーリーや演出は見るべき素晴らしいものです。
特筆すべきは、このショー、写真撮影がOKなのです。期間限定かも知れませんが、フラッシュを消していればいつでも撮影できます。ただ、カメラを持っていても、いつの間にかショーに没頭してしまうのでシャッターを切っているのは初めの15分くらいで観客は途中からカメラを置いて舞台に見入ってしまいます。

シンプルでシルク・ドゥ・ソレイユの原点に戻ったようなショーですが、見応えは十分です。ラスベガスに行ってシルク・ドゥ・ソレイユを複数見ようと考えている方には、まず初めにご覧頂くのが良いと思いました。

チケットはシルク・ドゥ・ソレイユのネットで直接購入できます。価格は$69~$180(税、サービス料別)ですが、良い席は$180です。折角行くのですから是非良い席で見て下さい。購入時にどの席にするか選べますので早めの予約をお勧めします。

「KA」
2004年からMGMグランドで始まった常設のショーです。セットデザインが素晴らしく可動式の巨大な舞台が見せる戦いのシーンは絶対に見るべき素晴らしいものでした。しかし2013年7月に事故が起きてしまいます。その後、演目自体が休演となっていたのですが、現在は復活しています。
大変残念なのはショー自体が大幅に変更されてしまい、事故以前のクオリティではない点です。事故があったのは残念ですが、我々は普段見ることの出来ないパフォーマンスを期待して高額の料金を支払っています。しかし現在の「KA」は、より安全な演目だけ残し、このショーの目玉であった垂直になった舞台での戦いがキャンセルされてしまいました。さらに残念なのは、戦いを映像で見せるというなんとも手抜きな演出をしています。観客は「えっ・・・」と驚きます。延々と過去の映像を上映するのです。
メイン・イベントを行わず過去の映像をお楽しみ下さいという手法には呆れかえってしまいます。料金が安いのであれば我慢しますが、料金は据え置きです。
「KA」はもともと素晴らしいショーでしたが、あの演出が復活するまでは料金に見合うものではありませんので、他のショーを見ることをお勧めします。
>KAの演出は、オリジナルに戻りました。安心してお楽しみいただけます。

ホテル
行く度に新しいホテルがオープンしているこの町で今話題となっているのは以下のホテルです。
SLSホテル
lv003.jpgウェスティンやセント・レジスを運営するスターウッド・グループが高収入の若者向けに展開するブランドがSLSホテルです。既にロサンゼルス、マイアミ、ニューヨークで展開していて、どこのホテルも予約が取れないほどの人気となっています。このホテルのマネージメントを行っているのがSBEという会社で主にクラブを手がけて急成長をしました。ラスベガスではベラッジオ内のクラブを手がけています。当然ホテルの内装はクラブっぽくて派手で音楽が流れ芳香剤の強い香りが充満しています。
このSLSがラスベガスにオープンしました。といっても新しくビルを建てたわけではなく、かつてあったサハラ・ホテルをリニューアルしてのスタートです。SLSに行くとサハラ・ホテルを知っている方にとっては驚きの光景が飛び込んできます。確かにサハラの建物を改造しているのですが、サハラのイメージは全くなく真新しいホテルが建っているのです。
内装もセンスが良く若い客にはたまらないでしょう。ただ部屋はサハラのサイズと変わらないので、ストリップにある他の豪華ホテルより狭い感じがします。
レストランは他のSLSホテルにも入っている名店が、ちゃんと出店しています。ただ日本人にとってはそれほど美味しいわけではありませんので、無理して行く必要は無いと思います。同様に話題のブュッフェも味はかなり厳しいです。
SLSホテルはクラブ好きの30代のカップル向けです。そのほかの方は別のホテルをおすすめします。

Cosmopolitan
DSC03752.JPGベラッジオとシティ・センターの隙間にできたホテルです。ここにホテルが建つスペースがあったんだと思いましたが、行ってみるとかなり大きなホテルです。
このホテルは内装全体がちょっと若者向けでSLSホテルとターゲット層が似ています。ただ、ロビー周りなどはこじんまりしていて好感が持てます。ロビーは柱が全てLEDパネルで覆われていて、いろいろな表情を見せます。昼間はライブラリーのような本棚が映し出されていて美しいです。今後は、様々な表情を見せてくれるのだと思います。
部屋はベラッジオ側に泊まるとベランダから噴水ショーがよく見えます。このホテルを予約する際は、ベラッジオ側がお勧めです。
コスモポリタンは、オープン時にストリップに面したプールが話題でした。しかし実際に行ってみると、ストリップ側は壁がありよく見えません。そして面積も広いのですが、テラスなどが張り出していて視界が開けずがっかりします。このプールに行くのでしたら、ベラッジオやマンダレイ・ベイのプールの方が開放感がありお勧めです。

Delano
lv005.jpgマンダレイ・ベイの新館として人気のあったThe Hotelですが、豪華な内装のホテルが増え、場所的に不利となっていました。そこでフロリダで人気のデラーノと提携し2014年秋にリニューアルオープンしました。タワーの上にあった」The HOLTELというロゴは取り替えられDELANOという文字に変わりました。内装もアップデートされより洗練されたものになりました。
マンダレイ・ベイはこれまでも上層部にフォー・シーズンズがあったので、同じ敷地に3つのホテルが混在することになります。しかし入り口はそれぞれ別なのでホテル毎のサービスやイメージは保たれつつ、カジノやレストランなどは共有でき、効率の良いホテルとなりました。

日々、変化を遂げるラス・ベガス。しばらくは大規模開発は予定されていませんが、今後ストリップの南にさらに大きな観覧車が建築中だったり、ニューヨーク・ニューヨーク裏にラスベガス・アリーナが完成したりと細かく変化が続きます。
かつての怪しいカジノの街というイメージは払拭され、新しいエンターテイメント・シティとして進化するこの町が楽しみです。
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マテーラ (世界遺産) [>italy]

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今回は、イタリアにある世界遺産のひとつ、マテーラを紹介します。
この街にあるサッシと呼ばれる洞窟住居が1993年に世界遺産に登録されました。観光客はサッシを目指してここを訪れます。サッシとは、古くから岩山を削って作られた住居のことです。昔の人は山をくり抜いて住んでいたのです。無数の穴が集まり巨大な建築物のように見えるこの場所は、訪れた人を圧倒します。

アクセス方法
日本からは直接行ける場所ではありません。何回か飛行機を乗り換え向かいます。近い都市はバーリです。バーリからは車で1時間ちょっとでマテーラに到着です。道は単純なのでレンタカーでもアクセスできます。バーリからローカル鉄道FAL線でもアクセスできます。所要時間は1時間から1時間30。
ローマからマロッツィ社のバスが出ています。(http://www.marozzivt.it )
ナポリからマリーノ社のバスが出ています。(http://www.marinobus.it)
不安な方はナポリからドライバー付きの車を1日チャーターしてしまうと便利です。ナポリから日帰りが可能です。

歴史
マテーラの街の近くにある渓谷にはサッシが何層にも重なって築かれています。街全体を見渡すと無数のサッシが1つの山を覆い尽くしていて、規模の大きさに驚かされます。そしてサッシの古さに気づかされます。このサッシがいつ頃から作られたかは不明だそうですが、8世紀から13世紀にかけて東方からイスラム勢力を逃れた修道僧が住み着き、130以上の洞窟住居を構えていたといわれています。マテーラ周囲からは、旧石器時代の出土品も発見されているため、かなり古くから人々が住んでいたと考えられているようです。
20世紀初頭あたりに人口が急速に増加し、劣悪な衛生環境の住居が増えていったそうです。そのため行政はこの状態を放置できなくなり、1950年代に法整備を行いマテーラ郊外に新たな集合住宅を建設し、サッシ地区の住民を強制的に移住させたそうです。この結果、サッシ地区は無人の廃墟と化しました。
こんな歴史があるサッシですが、1993年に世界文化遺産に指定された後は、これを契機に訪れる観光客も増えました。そしてホテル、カフェ、土産物店などが増え、現在は洞窟住居の5分の1ほどが再利用されています。
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マテーラという街
マテーラに到着して街を一望すると、この巨大な洞窟住居はいくつかに区分けされていることがわかります。
1)かつての洞窟住居群
2)現在も住居として使用されている洞窟住居地区
3)観光客が集まるショップやカフェなどが並んでいる地区
4)サッシの奥にある同じ色の壁なので繋がっているように見える新興都市
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1)観光客は、かつての洞窟住居群を見学することになります。実際に歩いてみると階段が多く道が迷路のように張り巡らされていて、とても楽しいです。角を曲がると次々に現れる景色はどれも印象的で、全ての路地を歩きたくなります。殆どの住居は人影もなく寂しいのですが、所々にカフェがあったり博物館があります。そういったところを見て歩いていくのです。よく見ると住居を利用したホテルなどもあります。大きな看板などないので、散策していると様々な発見があってとても面白いです。
2)現在も住居として使用されている洞窟住居地区は、生活の臭いがして家の中から住人の声が聞こえてきます。子供の頃、田舎の町を歩いた記憶が甦るどこか懐かしい場所です。ここの住人はエレベータなど近代的な設備がないので日々暮らすのは大変そうですが楽しそうにのんびり生活しています。意外と若い方が住んでいました。おそらく毎日階段を上り下りしなくてはいけないので高齢の方には住み難いのでしょう。この地区は人のいる気配がしていて現役の街という感じが強いです。直ぐ隣にあるかつての洞窟住居とは全く違う印象です。但しこの地区にはカフェやレストランは少ないです。
3)観光客が集まるショップやカフェなどが並んでいる地区は、イタリアの田舎町といった風情です。サッシから同じ色の建物で繋がっているように見えますが、このあたりは洞窟ではなく建築物です。その中にレストランやお土産物屋が並んでいます。道には車が走り普通の生活場所として賑わっています。ここは、食事をするくらいで観光客が訪れる必要はないでしょう。
4)新興都市は、サッシからなだらかなグラデーションを歩いて行き着く場所です。引いた目で見るとひとつの固まりに見えるマテーラですが、人の住んでいない洞窟住居→人の住んでいる地区→商業地→新興都市となだらかな変化のある街になっているのです。新興都市は普通の街です。銀行があったりスーパーマーケットがあったりします。ここに住んでいる人たちは観光業に従事しているわけでもなく都市生活を送っています。

観光
マテーラのサッシは、数時間で全体を見て回ることが可能です。おそらく日本人の大人で3時間もあれば一周できるでしょう。食事などを考えると4時間程度で十分です。夜のライトアップなどを見るには1泊する必要があります。
見るべきところは、サッシがある岩山です。中には小さな博物館や資料館、教会などが点在していますが、まずは街を歩き尽くすのが面白いです。ちょっと離れた丘の上から全景を見るのも驚きがあります。実際に岩山に張り付いている街の中を数時間かけて歩き回るのも楽しいです。
ヴィットリオ・ヴェネト広場Piazza Vittorio Veneto 
サッシ地区の入口です。この広場の先に洞窟住居が広がっています。この広場では様々なイベントが開かれています。
バリサーノの洞窟の家Casa grotta del Barisano
かつてここに住んでいた農民の生活を再現した場所。人間と家畜が同じ穴に住んでいたとは驚きですが、当時の苦しい生活を空想せずにいられない貴重な資料館です。

宿泊
街は治安が良いですが、高級ホテルはありません。サッシ内にあるホテルが一番旅行地っぽさを漂わせているので、宿泊はサッシ内をお勧めします。ただちょっと薄気味悪いのでご了承ください。
Residence San Giorgio
Via Fiorentini, 259 - 75100 Matera - Italy
Tel. +39 (0)835.334583
Fax +39 (0)835.330021

日本からアクセスが良いとは言えないので、まだ日本人観光客にはあまり知られていませんが、南イタリアに行くなら是非足を運んで頂きたい観光地です。
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ニュージーランド航空 ビジネスクラス (2014年夏版) [airlines and lounge]

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今回は、日本とニュージーランドを結ぶ唯一のエアライン、ニュージーランド航空のビジネスクラスのついて記します。現在、日本とニュージーランドの直行便は成田ーオークランドのみの運航です。繁忙期になると成田ークライストチャーチの臨時便が出ることがあります。
南半球に位置するニュージーランド。日本との時差は3時間で、地図を見ると近そうに感じますが、実は結構遠いのです。片道10時間も飛行機に乗らないと到着しないのです。ニューヨークやパリと距離的にはあまり変わらないということになるのです。そのために移動機内でのホスピタリティはニュージーランド旅行の重要なファクターとなります。ニュージーランド航空の機材、サービスはどうなっているのか、詳しく解説していきます。

予約
チケットは直接ニュージーランド航空のウェブで予約するか、旅行代理店経由で入手するかになります。ニュージーランド航空はスターアライアンスに加盟しているのでANAの予約電話からも購入できます。
驚いたのは、金額の差です。特に夏は観光客が多いので価格の変動が大きいです。そして繁忙期は購入する場所やタイミングでも大きな変動がありました。同じ日の同じ席でも価格差が生じますので、ニュージーランドにアクセスする場合はいくつか調べた方が無駄は出費を避けられます。

ニュージーランド国内を移動する場合は、同時に国内線のチケットも手配しましょう。国内線は別で購入するよりかなり安くなります。
国内移動は鉄道やバスがありますが本数が多くなく不便です。移動は航空機が便利です。

チェック・イン
ニュージーランド航空はスターアライアンスの各空会社が集結する成田空港第一ターミナルから出発します。受付はニュージーランド航空専用カウンターとなります。係員はANAスタッフが担当しており気持ちよくチェックインできます。ただANAカウンターよりも簡素な説明です。ラウンジの場所や出国の仕方、荷物の制限などは説明がなかったので、わからない場合は自分で聞いてください。注意するポイントは、通常ANAビジネスの場合、預け荷物は32kgまでですが、ニュージーランド航空の場合は23kgまでです。23kgを越えると超過料金を支払わなければなりません。ニュージーランドは入国の際、食物の流入に神経を尖らせているので、スーツケースに食べ物は入れておかない方が安心です。入国の際、虚偽申告すると大変面倒なことになります。

ラウンジ
ラウンジは、第4サテライトにあるANAのビジネスラウンジを利用します。スターアライアンスが集結しているターミナルだけあって夕方は混み合っています。混んでいる場合は、距離がありますが第5サテライトにあるもうひとつのANAラウンジに行くのがいいでしょう。スターアライアンス・ゴールドメンバーであれば第3サテライト入り口にあるユナイテッドのラウンジに入ってしまうのも良いでしょう。
ANAラウンジは、JALのラウンジに負けないように食事のグレードが良くなっています。人気のヌードルカウンターではそばやうどんの他、カレーも常備されています。酒の種類も豊富ですので、ラウンジで食事を済ませ、機内では食事をしないということも可能です。

機材
2014年の夏の時点でニュージーランド航空は2つの機材を使っています。ボーイング777-200ERとボーイング767-300ERです。ビジネスクラスには大きな差があります。777はヘリボーン式の座席で、767は2-2-2の旧型シートです。それぞれ一長一短があるので、事前にチェックが必要です。ニュージーランド航空にはファーストクラスの設定がありません。ビジネス、プレミアムエコノミー、エコノミーの3タイプの設定となります。プレミアムエコノミーとエコノミーは座席自体は同じでシートピッチが異なります。

シート
ヘリンボーン式
ヴァージン・アトランティック航空やエア・カナダのビジネスクラスと同じシートです。nz2.jpgこのシートの特徴は、全席通路に面していることと長さ2メートルのフルフラットベッドになることです。通路に対して座席が斜めに並んでいて、それぞれに適度な高さの壁があります。キャビン全体を上から見ると魚の骨(ヘリンボーン)のように見えることから、この名で呼ばれるようになったそうです。最近JALやANAが導入した個室感覚のシートと比べるとシート幅が狭いですし、モニターが小さいという問題がありますが、それ以前の2-2-2のビジネスクラスのシートと比べると快適です。
このシートのメリットは、隣の人を気にすることなく通路にアクセスできることに尽きると思います。トイレに行く際はとても楽です。そしてフルフラットのベッドになるのも良いのですが、このシート、ちょっとくせ者なんです。シートを倒していくと、そのままベッドになるわけではなく、シートのリクライニングはある程度のところでストップしてしまいます。ベッドにする場合は、スイッチを押すと座席の背面がひっくり返り、ベッドになります。問題は、フルフラットまではいかなくても適度にリクライニングしている姿勢がとれないのです。寝ると決めたらフルフラットなんです。ちょっと本を読みたいときなど微妙に背面を起き上がらせることはできません。私の場合はフルフラットを諦め、座席ポジションでリクライニングを最大にして過ごしています。これだと背面が立ちすぎなんです。
このシートのもうひとつの特徴として、ベッドメイキングがあります。ベッドの操作が面倒なので、ベッドにする際は客室乗務員が手伝ってくれますが、巨大なマットを敷いたりして時間がかかります。往路の食事後などは一斉にベッドメイキングが始まるので、結構待つことになります。やり方を覚えてしまえば自分でできますが、初めてこのタイプのシートに乗る方やご高齢の方にはフレンドリーとはいえないシートです。

2-2-2式
数年前まで、ビジネスクラスと言えばこのタイプでした。座席が席・席・通路・席・席・通路・席・席という配置です。ニュージーランド航空のシートは全てニュージーランド産の皮張りとなっています。127cmのシートピッチは快適です。そしてウィング式のヘッドレストや大型のフットレストなども快適です。但しフルフラットにはなりません。問題点は窓側の座席に座った場合通路に面していないので、通路側の乗客が知り合いではない場合気を遣うことがあげられます。あとは、やはりヘリンボーン式のような個室感に乏しい点もマイナスでしょう。
nz3.jpg

個人的には、適度に傾斜可能な2-2-2のシートの方が使い勝手は良いと思います。殆どの乗客は、見た目でヘリンボーン式を選ぶでしょう。

機内エンターテイメント
777も767もオンデマンド式のエンターテイメントシステムを装備しています。ただ最近の他社のビジネスクラスと比べるとモニターは小さく解像度がSDなのが残念です。
シートに備え付けのガイドを見ると視聴できる映画や番組が載っています。基本英語日本語は変なフォントで紹介されており、どの作品に日本語字幕が入っているのかなど我々日本人にはわかりにくいのが残念です。私ががっかりしたのは画質です。これで映画を見ようとは思いませんでした。映画がお好きな方でしたら是非、事前にiPADなどに映画をダウンロードしておくことをお勧めします。

食事
ネットではニュージーランド航空の機内食は美味しいと記されていることが多いのですが、私はそうは思いませんでした。ビジネスクラスなのに必要最低限の食事です。特に和食が弱いと感じました。日系航空会社のエコノミーの料理を皿に盛りつけているだけという印象です。これは行きも帰りも同じです。折角ニュージーランド航空に乗るのですから肉料理をお勧めします。とても美味しいという訳ではありませんが、和食に比べると良い方だと思います。
驚いたのはワインです。ニュージーランド産のワインとスパークリングワインが多数用意されていますが、これが結構美味しいのです。勿論ANAのワインリストのような豪華さはありませんが、味は良かったです。

トイレ
777であろうがウォシュレットは付いていません。機能的でさっぱりしたトイレです。トイレ内は狭いので着替える場合は肘が壁にあたります。

アメニティ
これまた必要最低限のものがポーチに入って用意されています。特に嬉しいというものではありません。

サービス
ニュージーランド航空の乗務員は皆さん気さくで明るくフレンドリーです。不快な思いはしないでしょう。言葉はニュージーランド訛りの方がおおいですが、特に気になりません。言葉がわからなくても丁寧な対応をしてくれます。日本人の搭乗員も乗っていますがニュージーランド人で全く問題ないです。

logo-airnz-225x39-black.pngニュージーランドに行く場合、カンタス航空を利用してオーストラリア経由だったり、シンガポール航空を利用してチャンギ経由という方法もありますが、トランジットに時間がかかります。やはり直行便のほうが楽です。そうなると選択肢はニュージーランド航空しかないのが現状です。といっても嫌なサービスや古い機材だったりしませんので、これで十分だと思います。日系航空会社のような手厚いサービスに慣れてしまうと物足りないかも知れませんが、世界標準から考えると十分満足の出来る航空会社だと思います。
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ニューヨーク州 ハドソン・バレー [>new york]

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今回は、最近注目されているニューヨーク市の北部に広がるハドソン・バレーを紹介します。

ニューヨークに観光で行く日本人は、マンハッタンやブルックリンに行き、帰国する方がおおいのではないでしょうか。ニューヨーク・シティには魅力が詰まっているので数日間の観光ではシティの外まで足を運ぶことがあまりないでしょう。ニューヨーク・シティから離れ、バスでウッドベリー・コモンズのアウトレットに行ったりする方もいるようですが、日本人には”ニューヨーク=マンハッタン(シティ)、というイメージが定着しています。
近年、ヨーロッパからの観光客やアメリカ西海岸からの観光客に人気のニューヨーク観光は、ハドソン・バレーという場所です。マンハッタンを観光し尽くしたニューヨーク通や都会での買い物やミュージカル観覧ではなく真のニューヨークを知りたいという人たちに話題のスポットとなってきています。

hv2.jpgマンハッタン島の西側に流れるハドソン川。ハイラインを歩くと西に大きなハドソン川を見る事ができます。この川は、アメリカ北部から河口まで約500Kmもある大河なのです。マンハッタンは、ハドソン川の河口に位置していて、自由の女神あたりで大西洋と合流します。このハドソン川、かつては氷河でした。北部の山を巨大な氷が削り取り生まれた谷を川はゆっくりと流れています。マンハッタンから北の上流地域に向かうと、川の両側は氷河に削り取られたクリフとなっていて、とても美しい景色が広がっています。このあたり一帯をハドソン・バレーと呼んでいます。

ハドソン・バレーには何があるのでしょう。この地域には様々な魅力が詰まっています。いくつかのトピックにわけ詳しく紹介して行きましょう。

ワイナリー
アメリカでワインというとカリフォルニアのナパが有名ですが、アメリカ最古のワイナリーはハドソン・バレーにあります。そして、ここには多数のワイナリーが点在しテイスティングを楽しむ事ができるのです。ハドソン・バレーにはいくつかのワイン・トレイルがあり、一筆書きのようにいくつかのワイナリーを巡ることが出来ます。これらワイナリーにはワイン畑とテイスティング・ルーム、場所によってはレストランなどがあります。ワイナリー毎に作っているワインには様々なものがあり、テイスティングだけでも十分楽しめます。お勧めはアメリカ最古のワイナリー、ブラザーフッド・ワイナリーです。ここではテイスティングだけでなくワイナリーの中を見せてくれるツアーなども用意されています。
hv3.jpgハドソン・バレーは気温の差が激しいようで、ワイナリーのほとんどはバレーの谷ではなく山の上にあります。ワインをテイスティングしながらハドソン・バレーを見渡すのはとても気持ちが良く清々しいです。そしてナパ・バレーほど観光客がおおいわけではなく、ワイナリーのスタッフもフレンドリーで会話も弾みます。
ドラマ「キャビンアテンダント」でも登場したベンマール・ワイナリーは、ワインの味も良く景色も素晴らしいので行く価値があります。そしておおくのハドソン・バレーのワインは生産量が少なく日本に輸入されていませんので、お土産に最適です。

レストラン
093-1.jpgハドソン・バレーには有名なレストランが点在しています。一番有名なのはブルー・ヒル。アメリカで一番予約の取れないレストランとして話題だったこのレストラン、食材のすべてが自給自足です。メニューはなく自分で好きなようにオーダーができるのも人気の秘密です。スタッフは皆明るく気持ちの良いサービスも定評があります。CIAは料理学校が経営している5つのレストラン。ここでは生徒が料理を作っているのですがどれも素晴らしい味です。広大な土地なので、店でサンドイッチなどをテイクアウトして敷地内で食べるのも楽しいです。ベッドフォード・ポストは、リチャード・ギア夫妻が始めたレストラン&ホテル。ここはブランチが有名で、アーリーアメリカン調の店内ではパンケーキやエッグ・ベネディクトなどが楽しめます。近くの町は有名セレブやニューヨーク・シティの富豪達が住む住宅地が広がっています。この辺りに来たら町を散策するのも楽しいでしょう。

毎年3月に行われるHudson Valley Restaurant Week。期間中は、参加しているハドソン・バレーのレストランが特別メニューをリーズナブルプライス(ランチ $20.95、ディナー $29.95)で提供します。この時期、ハドソン・バレーに宿泊して地元のレストランを食べ比べしてみるのも面白い体験です。

Blue Hill 630 Bedford Road, Pocantico Hills, NY TEL: +1-914-366-9600 http://bluehillfarm.com
CIA 1946 Campus Drive, Hyde Park, NY TEL: +1-845-471-6608 www.ciarestaurants.com
Bedford Post 954 Old Post Road, Bedford, NY TEL:+1-914-205-3773 www.bedfordpostinn.com

歴史的遺産
hv5.jpgカイカットは、ス4世代のロックフェラー一族が暮らした豪奢な邸宅です。ハドソン・バレー沿いの町スリーピーホローの丘の上の威風堂々とした佇まいは、広大な敷地で大富豪の栄華を感じることができます。カイカットの近くにあるユニオンチャーチは、ロックフェラー一族がプライベート礼拝に使っていた小さな教会です。一族の依頼により制作されたマティスとシャガールの美しいステンドグラスが飾られていることで、観光客が絶えない名所となっています。
フィリップスバーグ・マナーは、大地主で貿易商であったフレデリック・フィリップスが、邸宅や畑、水車小屋、牧場を連ねたプランテーション。18世紀に繁栄したこのプランテーションを、当時の雰囲気のままに再現しています。
これら3つの歴史的遺産はアメリカの古き良き時代を知るには絶好の観光ポイントです。全てがスリーピー・ホローという町にあるので1日で全てを巡ることが出来ます。そしてこの町、アメリカでは誰もが子供の頃聞かされた伝説「スリーピー・ホロー」の町でもあります。ジョニー・デップ主演で映画化もされていますので、映画を見てから行くとより楽しめると思います。

Kykuit 381 N Broadway Sleepy Hollow, NY
Union Church of Pocantico Hills 555 Bedford Road, Pocantico Hills,NY
Philipsburg Manor 381 N Broadway, Sleepy Hollow,NY

美しい観光地
ハドソン川流域には、18~19世紀に作られた美しい岸辺の町が点在しています。今でもそれらの町にはどこか懐かしいニューイングランドの面影が残っています。ナイアック、キングストン、ハドソン、ラインベック、ソーガーティーズなどの町にはブランチややアンティーク探しを楽しめるダウンタウンがあり、今でも地元民で賑わっています。ソーガーティーズには1869年に建てられた灯台付きのB&Bがあります。 のんびりした田園の雰囲気を楽しむなら、ハドソン・バレーにはディアビーコンなどの素晴らしい美術館が数多くあります。 コールドスプリングは、ショップやカフェが建ち並び、ウォーターフロントでは岩山のストームキングマウンテンやハドソンハイランズから流れる川の眺望が美しい19世紀の村です。

タッパンジー・ブリッジ
ハドソン川にかかる橋で有名なのはマンハッタンとニュージャージーを結ぶ交通の要ジョージ・ワシントン・ブリッジですが、その北側にかかる橋をご存じでしょうか。ニューヨーク州のウェストチェスター郡タリータウンとニューヨーク州ロックランド郡ナイアックを結ぶタッパン・ジー・ブリッジです。この橋はハドソン川の一番幅の広い部分に設置されている美しい橋です。ハドソン・バレー観光ではこの橋を使うことが良くあります。現在、橋は立て替え中で、既存の橋を壊し新しい橋脚を設置する大工事が見られます。詳しくはこのサイトに記されています。http://newjerseylife.blog.so-net.ne.jp/2014-01-26

宿泊
hv6.jpgハドソン・バレーには沢山の宿泊施設があります。安く上げるならハドソン・バレーを貫くニューヨーク・ステート・スルーウェイ沿いのインター付近に沢山のモーテルがあります。これらモーテルは満室になることがないので、予約なしでも安心して泊まることができます。折角の観光ならタリータウンにあるキャッスル・ホテル、そしてニューパルツにあるモーホンク・マウンテン・ハウスをお勧めします。このふたつのホテルはまるでヨーロッパの古城ホテルのように豪華で素晴らしいサービスが受けられます。ホテル内のレストランも素晴らしく滞在中、不満を感じることはない場所です。

Castle Hotel 400 Benedict Avenue, Tarrytown, NY TEL:+1-914-631-1980 www.castlehotelandspa.com
Mohonk Mountain House 1000 Mountain Rest Rd, New Paltz, NY +1 855-883-3798 www.mohonk.com

ハドソン・バレー。今回紹介しただけではまだまだ語りきれないほど奥が深い地域です。
冬にはスキー、秋には日本では見たことのない紅葉が楽しめます。年間を通して釣りも盛んです。

ニューヨークはもう行ったので、次はどこに行こうかと考えている方も、是非もう一度ニューヨークに行って、ニューヨーク・シティから1時間程度でアクセスできる魅力のあるハドソン・バレーを訪れてみてはいかがでしょうか。

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