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変貌する大阪駅北口 梅田北ヤード 再開発 [>osaka]

 

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今回は、大阪駅の北側にある広大な土地の再開発についてのお話です。
近い将来、私たち観光客が必ず訪れることになるであろう"ちょっと贅沢な町"が出現するようです。事前にこの地区を予習しておきましょう。

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大阪に住んでいる方、行かれた方は梅田地区に行ったことがあると思います。上の写真は北側から見た梅田地区です。中央の左右にJRが走っていて左側にJR大阪駅や阪急梅田駅、阪神、地下鉄などが集約する大きなターミナルがあります。おおくの大阪の住人は、このターミナルで乗り変えて通勤・通学をしています。当然、周辺にデパートや小売店、飲食店などが沢山集まり大きな繁華街を形成しています。近くには北新地の歓楽街もあるので、幅広い年齢の人々がここにやってきます。私は、仕事でこのエリアをよく利用しますが、東京でいう渋谷っぽい若者の街とサラリーマンの憩いの場所である新橋、そして銀座のネオン街が合わさったような大阪らしい楽しい町です。

そんな梅田もここ数年で、随分と様変わりしました。大阪駅南側にはサンケイビルやリッツ・カールトンなどが続々と新規オープンし、高層ビルが誕生し街の景色がずいぶんと変わりました。最近では阪急デパートが高層化されたりして日々変化しているのがわかります。でも、どこか庶民的な町で、特に阪急梅田駅周辺は、映画館や若者向けのショッピングゾーンとなっていたり劇場街があって人の生活感が漂う町です。

 

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そんな梅田地区の中心であるJR大阪駅の北側がどうなっているか知っている方は少ないのではないでしょうか。長年大阪駅の北側には梅田貨物駅に付随するコンテナヤードが広がっており(上写真の下半分)、一般の人には馴染みのない場所でした。1993年にヤードの西側に新梅田シティがオープンしてからこの地域も注目されましたが、最近はすっかり落ち着いてしまい、ヤードの下にある長いトンネルをくぐって新梅田シティに遊びに行く人も減ってしまいました。

 

この大阪駅北側のコンテナヤードは約24 haもあるそうです。大阪の中心地梅田に広大な土地があるということです。なにもこんな町中にコンテナヤードを設置しておく必要はないということで、昔から再開発の議論が行われていたようですが、ここにきてやっと本格的に再開発が動き出しました。2015年頃までにはコンテナヤードは完全に撤去され、広大な土地が再開発されることになります。

大阪最後の一等地である梅田北ヤード地区は、あまりに広大なため上図のようにいくつかの地域に分けて開発されるそうです。まずはどのように地区がわけられているかというと、南北(シンボル)軸の右側、枠で囲われたナレッジ・キャピタル・ゾーン、そして左側の未着工地区となります。

 

先行開発区域:ふれあいゾーン ナレッジ・キャピタル・ゾーン よそおいゾーン

駅の北側に広がるコンテナヤードを南北(シンボル)軸により縦に2つに割り、その東側を先行して開発します。ここには様々な人が交流し仕事や生活が出来る新しい町が出現します。このゾーンは3つのゾーンにわかれています。

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ナレッジ・キャピタル・ゾーンの開発場所。画面手前はコンテナヤード 右側が大阪駅北口ビル
Aブロック(ふれあいゾーン)は、駅の北口に一番近い区域です。ここには大きな広場と地上38階地下3階のオフィス・商業ビルが建ちます。三菱地所やNTT都市開発などが中心に進めているのでデザインはモダンで、この再開発地区のシンボル的なビルになるようです。
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Bブロック(ナレッジ・キャピタル・ゾーン)は、Aブロックの北側になります。ここには、地上38階地下3階のビルが2つ建ちます。南側のビルはオフィスとレストランなどが入る商業ビルとなります。北側のビルはオフィスとインターコンチネンタルホテルが入ります。開発事業者はオリックス不動産、阪急などです。

Cブロック(よそおいゾーン)はBブロックの北側になり、今回の開発地区の一番北に位置します。ここには高層マンションが建設されます。きっと大阪北側や淀川の花火などがとてもきれいに見えるでしょう。

この先行開発地区は、10社以上の民間企業が関わっていますが、全体的にデザインの統一が行われています。相当な面積ですが人の流れなども含めよく考えられています。そしてすでに完成している新梅田シティと統合され活気のある町になっていくはずです。

結果、このゾーンが完成すると梅田地区の人の流れがおおきく変わるでしょう。

一時的に南口の人気は落ち、北口に人が流入していきます。しかし、南口は昔ながらの大阪らしさが残る地区でもあります。南側の商店街は、北口にひっぱられてオシャレな街に変貌することなく大阪らしさを残して欲しいものです。きっとお客さんは数年後にフラット化されていくはずです。

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左の図を見るとわかりやすいと思いますが、この地区には駅近くの集客力のある場所に商業施設とオフィスを設置しています。このあたりは、平日も人々が行き交う活気のある場所になるでしょう。その奥には文化施設やホテルが入ります。駅から商業施設を抜けると、そこにはちょっと静かなスペースが広がっており、人々はのんびりと文化に触れ合ったりホテルで食事をしたりするのです。さらに奥には住居ゾーンがあります。ここまで来る人の数はかなり減るはずです。なので住人は静かに生活でき、文化施設や商業ゾーンへも簡単にアクセスできます。

このように、複数の企業が合同で開発していても見事に町の機能を構築していて、さらにデザインも統一感を持たせているあたりはお見事です。

 

さらにこのゾーンの地下には新たな地下鉄線が建設されます。そこには、阪急の新線やJR新線が走ることになっていて、大阪の郊外や空港へのアクセスが可能になるかもしれません。

 

未着工地区

南北(シンボル)軸の左側の未着工地区に関しては、まだ具体的なビジョンが示されていないようです。実際現在もコンテナヤードは営業中で、毎日大きなコンテナが沢山運ばれています。ここには6満人収容するスタジアムを建築しようとか大学を誘致しようとか様々な思惑が水面下であるようです。

大借金を抱えている行政は、この際手を引き私企業グループに開発をまかせたほうが、この先100年の価値のある町作りが出来るようなきがしますが、どうしても大阪市や行政はこういう、一見おしいそうな利権に関わってくるようです。

 

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JRは北口再開発にあわせ、大阪駅を使いやすいように大幅なリニューアルを行います。完成は2011年春を予定しており、現在は外観がほぼ完成しています。このタイミングで大阪駅全体をOSAKA STATION CITYと呼ぶことに決めたそうです。

この開発は大きく分けて3つに分類できます。ひとつは広場・通路・駅ホームの整備です。駅の上に大きな屋根を設置してデザイン的に開放的な空間を作り出し、そこに南北を結ぶ自由通路を設置します。今まで南北の移動はとても不便でしたし通路の幅が狭くいつも人でいっぱいだったことを考えると、今後は気持ちよく南北に移動が出来るようになります。屋根も巨大でホームも改築されるので京都駅を越える素晴らしい駅になるのではないでしょうか。

2番目は、南にあるアクティの増築です。シンプルなデザインのアクティには大丸とホテル・グランヴィアが入っていますが、増築部分は大丸が床面積を広げるそうです。残念なのは増築部分のデザインです。せっかくすっきりしたビルに張り付くようにセンスのないデザインの増築部分が増え、全体的に見るとみっともない感じとなります。増築しましたよ!と宣言しているような統一感のないビルの外装はどのように決まったのかわかりませんが、将来長い期間にわたりおおくの人をがっかりさせるでしょう。

3番目は、このリニューアルの目玉である北口ビルの建設です。すでに建物はできているので見たことがある方もおおいでしょう。ここには、オフィスビル、ショッピングゾーン、三越伊勢丹、邦画3社が出資するシネコンが入ります。駅の施設としては札幌駅や博多駅のように便利で快適なサービスが受けられるでしょう。

残念なのは、やはりデザインです。こちらはかなり酷い有様で、とても関西の顔と言えるものではありません。どうしてこれほど見にくいデザインが採用されたのかわかりませんが、JR西日本のセンスのなさや会社としての文化度の低さを露呈するかたちとなっています。折角の大規模再開発に水を差す程の酷いデザインに誰もネガティブな意見をいわなかったのでしょうか?海外の先進国の再開発と比べると民度が低いとしか言えない代物になっています。

 

 先日、ニューヨークの再開発地区を見てきたのですが、そこには文化がありました。人々はとても気持ちよさそうに仕事をしたりテラスで食事をしたりしていました。どうやら再開発など利益があがる分野は完全に私企業が責任を持って動いているようで、行政は法的な管理や安全対策のチェックに徹しているそうです。

できあがった施設は贅沢ですがデザイン的に優れており、ユニバーサルデザインもきちんと使われていました。ホテルなどはそれなりに高いのですが、価格に見合うサービスを提供しており、今後100年は大きなリニューアルをせず使っていけるほどしっかりと設計されていたのに感動しました。

ここ大阪駅北口の再開発は、成功する可能性も十分にありながら大失敗に終わる可能性も含んでいます。私たち観光客が満足できる観光地になれるのか、ここで毎日生活する人々があきずに定着するのか、このあたりはこの再開発で旗を振っている人々の力によります。是非行政は必要最小限のサポートをして、できるだけ民間企業に開発を任せて欲しいところです。

またJR西日本は、すこしでも駅設計などをヨーロッパから勉強し、景観という概念を心の片隅に残して欲しいです。

そうすれば、大阪自体の地盤沈下が止まるほどの大きな効果を生む可能性がある魅力的なCITYが誕生するはずです。


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大阪の食 Vol.01 [>osaka]

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今回は、大阪の食について記します。
食い道楽の街・大阪。大阪にはB級から超高級なレストランまで様々な「食」があります。この幅に関しては日本一でしょう。そして、B級グルメが活発な街でもあります。町中で気軽に美味しい食にありつけます。
同じ日本なのに、東京にはない味もけっこうあります。
奥深い大阪の食に関しては他者に譲り、ここでは私がお気に入りのレストランを紹介させていただきます。
ちょっと高めの価格設定ですが、行って価格以上の満足度が得られるお店です。

「サンタ・ルチア」 06.6444.8881
10年くらい前まで東京に沢山あった家庭風イタリアン。東京人にとっては、何故このような気さくなイタリアンが減ってしまったのだろうとつい思ってしまうほど、懐かしい雰囲気です。味もどちらかというとしっかりしていて濃いです。ピッザはちゃんと石窯で焼いています。洒落たイタリアン全盛の東京にあって、「サンタ・ルチア」のような明るくてガツッとしたインパクトのある味を食すことのできる大阪人は羨ましい限りです。

「あぐら」 06.6943.0029
予約が取れない焼肉店。大阪に2店あります。他店とは明らかに違う味、この店が人気を博す理由は「味」です。焼肉は、それほど差が出ない料理だと思っていたのですが、この店に行くと違いが誰にでもわかります。そして価格の安さ!地元民ではない私としては、もう少し高くして予約を取りやすくして欲しいのですが、安くて美味しい焼き肉を提供する店主には拍手を送りたいです。

「オモニ」 06.6717.0094
狭い店、人なつっこい店員、夏は暑い、場所がわかりにくい・・・。地元住人以外はとても行きにくい店なのですが、日本全国お好み焼きを食べ歩いて、この店以上の味に出会ったことはありません。東京人にとって、大阪独特のコミュニケーションを取るのは苦痛以外のなにものでもありませんが、大阪の文化に乗っかって知らない人と話をしながらずうずうしく長居するのがこの店の楽しみ方です。

「六覺燈」 06.6633.1302
東京にも進出している大阪の串カツやさん。新世界あたりにある庶民的な串カツやさんではなく、洗練された味とサービスを提供してくれます。ここはワインが充実していて、串カツとワインで時間をかけて食します。あわてて食べる串カツのイメージとはほど遠い落ち着いたレストランです。

「うえしま」 06.6241.9433
アメリカ村にある大阪に行ったらどうしても行きたくなるお店です。この店は、支店を出したがらないそうで、東京には、これほど美味しい串カツやさんはありません。「六覺燈」と比べると、店内は狭いしそろほど綺麗ではありません。カードも使えません。でも、それを上回る「驚き」の味を堪能できます。1串ごとに「おー」と声をあげてしまうほどとても美味しく、胃がもっと大きければなぁ、とお会計の時いつも後悔します。そのくらいもっと食べたいのです。
私は、大阪在住ではないので、大阪に行くことが決まると直ぐに予約を入れてしまう名店です。

「板前焼肉 一斗」 06.6659.8618
大阪に3店舗構える焼肉店。大阪には、唸るほど美味しい焼き肉屋が沢山ありますが、ここ数年、一斗の焼肉は満足度が高いのです。それは、ファミレスのような内装にもかかわらず、見事な肉を仕入れているからできる「味」が素晴らしいから。どの肉も新鮮で油が適度にのっていて、焼くと口の中でなんともいえないハーモニーを醸し出します。これほどの肉を毎日安定供給できる腕は凄いと思いました。
店員さんもファミレスのような愛嬌があり、これはこれでいいのではないでしょうか。

「インペリアル」 06.6458.1359
大阪には美味しい洋食屋さんがたくさんあります。何故大阪にこれほどの数があるのかわかりませんが、どこも結構美味しく安いのです。そんな激戦区でずば抜けて美味しいのが、ここ「インペリアル」です。ハンバーグやオムライスが食べたくなったら迷わずここに行くべきです。

「ポンテ・ベッキオ」 06.6229.7770
あまりにも有名なイタリアン。東京にもあるので、無理して大阪で食べなくてもいいのですが、一応大阪では一番美味しい(けど高い)店なので記しておきます。

こうして思いつくままに、大阪の美味しかった店を記すと濃い味がおおいなあと感じました。大阪ではそんなに意識していませんでしたが、味だけでなく店員さんの個性も強く、印象が他の都市のレストランとはかなり違うことがわかりました。きっと大阪では、味と店の雰囲気両方が合わさって店特有のイメージを作り上げているのでしょう。


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